世界の国からコニャニャチワ。(2005.06.12)

行ってきました、イベントに。
１ヶ月くらい前に申し込んで、ずっと楽しみにしてきましたが、今日がその日。いつのまにか万博公園のそばに出来ていたホテル阪急エキスポパークが企画した「太陽の塔内覧ツアー＆大阪万博35周年メモリアル展」というイベントです。なんといってもこのイベントの目玉は、あの太陽の塔(photo01)の中に入れるってこと！
ビデオやテレビでちらっと見たことはあったのですが、実物をこの目で見られる又と無い機会！朝からときめきまくりでした。

楽しみのあまり自然と早起きしてしまい準備も万端。本当は自転車で行こうと思っていましたが、あいにくの雨で本日は断念。地下鉄とモノレールを乗り継いで、集合時間の３０分前には集合場所であるホテル阪急エキスポパークに早々と到着。受付をすばやく済ませると、早速ホテルの1Fで行われている懐かしの万博グッズ展を見学。これが、なかなか楽しめる内容。当時のコンパニオンの制服がなんとも可愛い！(photo02)今でもじゅうぶんいけそうなものばかり！
EXPO'70関係のレコードや、当時のグッズはもちろん、 少年マガジンや学習ノート、社会科の副読本、にまでも、万博のものが表紙デザインになっていて、
(photo03)当時のただごとでは無い盛り上がりが伝わってきました。当時のポスターも素敵なものばかり！
(photo04)記念バッチもかっこいいデザインばかりで今でも欲しい！ソビエト館のバッチが、レーニンなのも時代を感じます！開催期間中に万博ホールで、フィフスディメンションがライブをやっていたなんて、今回初めて知りました。

内容盛り沢山だったのであっという間に時間が過ぎて、いよいよ太陽の塔の見学ツアーが始まりました！参加している人は若い人がほとんどでしたが、当時を懐かしむおじいちゃんやおばあちゃんの世代の参加もちらほらありました。みんなで傘をさしながら徒歩で当時の万博会場である自然文化園に向かいました。太陽の塔に近付くにつれ、参加者のテンションもぐんぐん上昇！みんな記念写真を撮りまくっていました。

太陽の塔を通り過ぎて、結構離れたところにある当時のお祭り広場のフェスティバルスタンドから地下通路へ。階段を降りて行くと、きっとそうだとは思っていましたが、内部は撮影禁止。法律的に内部の撮影はだめなのだそうです。長い地下通路には当時のテーマ館の様子を伝えるパネルが展示されており、さらに興奮も高まってまいりました。撮影禁止の確認や、1Fのフロアからの見学であることを説明され、いよいよ内部へ！

写真などで見ていたよりも実物の迫力はものすごく、壁は朱色の金属板が幾何学的に組み合わされていて、塔の中心には地下から頂上に向かって伸びている「生命の樹」がどーんと立っていました。生命の樹は、地下が地球上での生命の誕生をあらわしていて、樹が上に伸びるにしたがって恐竜時代、原始時代と進化していき、地球の歩みをあらわしているそうです。
それはいかにも岡本太郎風の樹のオブジェに超リアルなサンヨウチュウやアンモナイトがつりさげられていたり、恐竜やほ乳類が幹の上にポンと乗っていたりとかなり大胆な感じ！35年前からほとんど公開されることもなかったので、内部の傷みも激しく、最上部ちかくにあるはずの「原始人」が入り口近くに置かれていました。ちぎれた台座の断面を見ると、なんと発泡スチロール。せっかくの作品が壊れているのはなんか残念。いつか修復されて欲しいものです。

(photo05)は、太陽の塔の一番上の黄金の顔。
(直径約11m)
(photo06)は、お腹あたりの太陽の顔。(直径約12m)
(photo07)は、黒い太陽の顔。信楽焼のタイルで造られているそうです。(直径約8m)

係の人の簡単な説明のあと、当時の太陽の塔の中の様子を撮影したビデオを、塔の中で鑑賞するという企画に突入。そのビデオによると、当時はエスカレーターで４Fまで上がっていけて、上のほうも間近で見れたようです。さらに観覧は下から上の一方通行で、出口は太陽の塔の右腕からお祭り広場の屋根へと出て行き、天井と屋根の間のスペースにも展示があったそうです。(今も屋根の一部だけが残されています。)当時の太陽の塔を含むテーマ館の模型がありましたが、ものすごいスケール。今では絶対ムリなゴージャスさでした。ビバ！高度成長！

大興奮の内部見学ツアーを終え、ホテルに帰ると当時のパビリオンで出されていた食事を再現したものを昼食として頂きました。(photo08)意外とウマイ！というわけで、大満足のツアーでした！！！
太陽の塔は、旅行などで大阪に来られた際はぜひ実物を見てみてください！その大きさ(65m！！)とオーラにびっくりすると思います。